アリス×アリス弐(再

私の名前はアリス・ナノテラシーちょっと訳ありの高校二年生だ。

どんな訳ありかと言うと本人は部屋にいる小さな少女であるからです。

女子高生のアリスを召喚して県立精霊高校特殊科に通ってますの。

ちょっぴり恋心がある瞑夜さんと居候のシータそして最近帰って来た親友のサリサさん。

まだまだ、波乱に満ちた学園生活は続きそうです。

そして、何時もの様に登校してその放課後。

サリサさんと瞑夜さんとが鉢合わせ。

「先輩、誰です?」

「アリス、この使えなさそうなのは誰です?」

「酷いな、先輩の友達の瞑夜です。あなたこそだれです?」

「アリスの親友のサリサよ」

あれあれ、何か私をめぐって取り合いし始めました。

「先輩は今から空き教室で僕に勉強を教えてくれるのです」

「いいえ、アリスは私と図書室で一緒に勉強をするのです」

「なら、仲良く三人で……」

『イヤです』

同時に断られてしまった。

すると、シータが現れて

「やれやれ、面倒くさい事になっているな」

相変わらず、冷めていると言うか他人事に聞こえるな。

「シータ何とかして」

「仕方がないの、コインの裏表で決めては?」

それだ!

「僕は……」

「私は……」

『表』

また、同時に言う。

「あなたの様な、使えなさそうなのは『裏』がお似合いですよ」

「なんと、失礼な」

あぁぁぁ完全に喧嘩になってしまった。

「ま、仲が良いほど喧嘩すると言うし、しばらく様子見じゃな」

違うと思う……。

今日はサリサさんとお勉強です。

そう言えばサリサさんは何故この学校に戻って来たのだろう。

さり気なく聞く事にした。

「そうね、世界の大きさに自分の器の小ささを感じたからかな」

「そんなに凄いのですか」

「えぇ、だから元学園長さんに無理を言って、基礎から学び直そうとして」

そんな事でしたか。世界か……。

「でも、何で手紙一つもくれなかったのですか?」

「アリスは友達だから、友達だから何時も側に居る気がして」

「それは不公平です。私がどれだけ心配したか」

「大丈夫です、これからはアリスとずっと一緒にいるから」

そう言ってサリサさんは抱き着いてきました。

「止めて下さい!」

「もう、恥ずかしがり屋さんなんだから」

サリサさんは昔と比べて少し変わっていた。

何か人間臭くなったというか言葉では上手く表せないけど、とても魅力的になりました。